モダン仏壇むらかみで提案しているお仏壇はもちろん全て国産。日本の四大家具産地とされる静岡に工場を持つ「村上クラフト」で制作しています。静岡は婚礼家具として人気を博したドレッサーの産地であり、贈り物としての家具を得意としていました。
細かいところに気が配られているお仏壇は、ここがルーツなのかもしれません。

村上クラフトは文字通り自社工場を持つ木製品メーカーでありながら、デザイン開発・試作・木工・塗装・組み立て・梱包・販売までの全ての工程を自社工場で行う一貫生産体制を持っています。ですからお仏壇のデザインや素材、生産工程から無駄を省き、価格が「お客様から見た価値」に見合っているかどうか、徹底的に検討できるんです。

引き出し一つにも手を抜かず、「トメ加工」で接合しています。これは熟練の職人による美しい接合技術。もともと高級婚礼家具を製作していたことで得た高度な技術を持つ職人と、高精度な加工を可能とする優れた設備環境を活かした細部へのこだわりが、最後にひとつの上質な仏壇として完成します。

当社はCADCAMシステムNC複合ロボットを早くから導入し、職人による手づくりとデジタル加工技術の融合を進めてきました。 技術次第で仕上がりにばらつきが出ないようにデザインを考え、設計をし、ロボット 加工と熟練工による手作業を織り交ぜて製品が完成されます。

天然の木を扱うため、材料もひとつひとつが違います。それを最後に調整するのはやはり熟練職人の目、そして指の腹。製品や部品をよく見て丁寧に指でなぞり、微妙な違和感を感じ取りながら仕上げていきます。この工程があるかないかで製品の質は格段に変わります。

村上クラフトのお仏壇は、材木のプロが厳選した天然の木材を使い、素材のよさを生かしたオープン塗装仕上げを行っています。オープン塗装仕上げをすることで、木材本来の美しい木目や凸凹とした質感などをそのまま感じることができます。
この塗装はごく薄い塗膜ですが、木の表面に硬い塗膜を作るので汚れや傷に強い仕上げが可能で、木材の質感を生かしながら塗膜の保護をしてくれます。

村上クラフトのお仏壇は、天然の材木を使用した突板(つきいた)を表面に貼り込んだ加工を行っており、人工素材(プリント化粧板など)では出せない天然素材ならではの上質感が特徴です。
また、素材の質感を美しく表現すると同時に耐久性にも優れ、素材の割れや反りなどの心配がないため、安心して末永くご使用いただけます。

暮らしの中に溶け込みともに生活するお仏壇は、末永く、安心・安全に使っていただきたい。材質にはJISで最も安全な規格である最高基準フォースターを、塗料にはシックハウス症候群の要因となるトルエンやキシレン等を含まない、安全基準を満たした環境対応塗装を使用しております。